至らないことで、反省する。
その代り、朝からアパートを案内し、3カ月も空いていたMハイツの103号室を決めたのだから、ラッキーと言える。
午後に当社が売主の仲介をした物件のことで、買主側の仲介人と合う。
若い人で細かい点ばかり強調する、神経質な人のよう。
学生がそのまま社会に飛びこんできたような感じで、波調が合わない。
クラブに入っていたせいで、社会奉仕には慣れている。
そして、自分のため。
店の前の駅前広場や歩道をきれいにするのは、店にくるお客さんの印象を良くするためでもある。
通りすがりの人が、〃ご苦労様〃と声をかけてくれるのも嬉しい。
2時半に、アパートを解約した引越しの立会い検査を行う。
4時にはマンションの引越し立会い。
帰りにCアパートの台所のトラップの排水漏れあり、と電話があり、立ち寄って直す。
異常気象のせいで、7月から天気が悪かったが、景況感も雨模様。
U月を締めてみて、昨年の帥パーセントアップの成約件数となる。
経営者として、胸をなでおろす。
ただし、喜びは湧かない。
その分、9月、旧月がとても悪かった。
波が遅れて来ただけである。
深い谷あり、浅い山あり、か。
時には朗報もある。
長く貸家に住んで頑張ってきたNさんの次女が、めでたくW大のビジネススクールに合格したとか。
親のうれしそうな顔。
貧乏人から経営者が出ても、いいではないか。
成功して欲しいと思う。
日本はすばらしい学歴社会だ。
誰でも勉強が出来れば良い夕方6時半に帰社すると、机の上に花束がおいてある。
〃社長、おめでとうでございます〃と皆んなに言われて、年甲斐もなく照れる。
「ありがとう。
良い香りだね」と答えるのが精一杯の返事である。
6時半、一人になってイスに座り、足を投げ出す。
筋肉が痛いし、腰も痛い。
年はとりたくないと思う。
これから、この腰と脚はどうなるのだろう。
まだ、本は5冊のみ。
まだまだ書きたいし、意欲だけはあるのだが・・・。
学校にはいれて、良い会社に就職できる。
スワップや貴族の閉鎖制はない。
次女には何回か会って知っているので、些少の祝金を包んで出す。
ていこう。
アパート探しの来店客は、少しあり。
今月の成約目標は、昨年よりnパーセント高めに設定する。
本当に目標達成するだろうか。
これから年末の行事として、カレンダー配布、お歳暮品の配り、あいさつ廻りと忙しくなる。
そう、今日は太平洋戦争開戦の日だ、と気がつく。
戦った原因、負けた原因、混乱した原因を考える。
誰も真実を語らず、いい加減にあいまいにしたからだIと気がつく。
こんなことでは、これからの国際社会の中で失敗する。
2室空いていたラ・ガールも埋まった。
よかった。
社員の皆さんに感謝する。
考える事はたくさんあるけど、悩まないようにしようと思う。
つらい事も多いけど、明るい気持で頑張っ邸先生は400冊ぐらいの本を出版されたようですが、私は本書を含めて5冊の少なさです。
それ故、〃自分は邸先生の100分の1の力しかない〃と自省しております。
でも、もし私が最初に邸先生の〃奥様はお料理がお好き〃の本を手にしたのは、昭和棚年頃ですから、もう券N前になります。
本の内容がとても新鮮でユニクであり、知性にあふれていたので、いっぺんにファンになりました。
それから邸先生の本はことあるごとに読み続け、書庫に別冊ぐらいあります。
どの本も英知と活気に満ち、しかもユーモアたっぷりで実務に役立ちます。
私は不動産業ではしっかり稼いで少なからず資産も残しましたが、商売のコツとして役立ったのは、一つにはペガサスクラブの「スーパー理論」であり、もう一つは邸先生の本からの教示であります。
邸理論は実に実際的で儲けるコツを教えてくれます。
ヒントにあふれていて、役に立ちます。
中小企業の事業者になくてはならない心構えを説いているように思いて、います。
邸先生とは邸友会で時々食事をいただきながら、卯分間ほどの講義を受けております。
出席する会員は関東圏からの方で、中には青森や金沢から泊りがけで食事に出席する方もおられます。
講義の内容は中国経済や株式投資の話が多いのですが、いつも時流を先に読み、適確な分析をされ、鋭い洞察に基づいた結論を引き出して見せてくれます。
それほど実際的で有効なお考えをされます。
私は羽年間不動産会社をやっておりますが、忙しかったため邸友会に加入していませんでした。
〃早く加入すればよかった。
どうして今まで加入しなかったのだろう〃と後悔しております。
ですが、先生がご存命のうちに、先生の中国投資考察団に参加させていただきました。
9日間の面白い旅行でしたが、ご一緒に旅行できただけでも、光栄の至りだと感謝いたしております。
今や別歳。
先生の今後のご発展、ご長命を心より祈ります。
それを話す機会があったら、先生はきっと〃なに、1000分の1の力だろう〃と笑って言われるような気がします。
先生は当意即妙にして、話術の達人です。
どんな難しい質問にも、すぐ簡単に鋭い返答をされます。
このような気質の人は希なる人で、きっと負けず嫌いで開拓者精神にあふれ「儲けること、勝つこと、成功すること」を主願としている性格の持主かと思われます。
平成W年3月略日から9日間、中国大陸の北京・貴陽・長沙・上海とまわり、企業視察を中心に現在の中国を見てきました。
これは邸永漢先生を団長とする第羽回経済考察団の一員として参加したものです。
いわば先生の顔と力のお蔭で都会と地方をまわり、現地の進出企業や産業界の進捗状況を見学し、広く人民の生活様式や風俗に接し、食文化を満喫しながら、将来の隣国の発展を考えた、と言えば適切な表現となるでしょうか。
さすがに広大な中国では移動するだけでも大変で、朝早くから夜遅くまで走りまわりました。
という意味では欲張った日程だったかも知れませんが、〃中国はどうなっているのか〃、〃中国は日本に追いついてきて、おびやかすのか〃、そんなことばかり考えてすごしましたので、見るもの触れるものが新しく、緊張感のある旅行となりました。
その意味では過去5回の私の観光旅行と違い、実のりの多い収穫を得たと思います。
北京に降り立った時は夕刻で、春まだ遠い肌寒さで、東京と同じくらいの気温でした。
三全公寓内を見て、夕食はおいしい中国料理を楽しみました。
私は先生から少し離れた席に座り、やっと同席できた感激をかみしめながら、先生の話す言葉や哲学を一言も聞きもらすまいと耳をそば立てました。
翌日は早朝からバスで天津市に向かい、田舎の田園風景を楽しみ、村落の形などを考えていました。
2008年の北京オリンピックに向けて、広い道路と側樹林が作られていましたが、これは私も予想はしていました。
天津市の保税地区では、食品工場と永立建機(先生が出資し、共同経営している会社)を見学しました。
夜は北京に戻って、先生が投資しているビルの近くでの豪華な食事。
翌日は飛行機で西南方の貴陽市に向かい、京セラエ場の「京査振華」を見学。
総経理(社長)である日本人スタッフ達の苦悩と苦闘を聞きましたが、中国では物を造るより販売する方が難しいようです。
観光で夜郎自大の安順市を通過し、少数民族も見学。
長沙市では、古き良き中国を感じ、上海市ではビルの建設ラッシュと邸先生の胆階建ビルの威容に驚きました。
結論として、中国では街も人間もどんどん近代化して、よくなっています。
ご高齢にもかかわらず、老骨にムチ打って、工場や街中で、私達に人と経済と株の貴重なご教示をくださった先生に感謝いたします。
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